猫の腎リンパ腫

健康診断で後肢のふらつきを主訴に来院された猫さん

腹部の超音波検査にて腎腫大及び構造の不整が認められました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

超音波ガイド下にて細胞診を実施したところ、リンパ腫と診断されました。

早速化学療法を実施いたしました。現在は未だ1周目ですが左右の腎臓の構造も明瞭となっております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

猫のリンパ腫は現在は胃や腸管などに発生する消火器型が多いですが、腎臓にできるリンパ腫も比較的多く認められます。中枢神経への浸潤などで後肢虚弱などが認められる事があります。

今後も症状も含め、経過を追ってみて参りたいと思います。